恋愛と結婚の違い－結婚して自由を得る－

恋愛と結婚の違い。

【社会的な責任】
結婚は社会に認められて、責任を負うということ。
恋愛は楽しいこと、好きなことだけを共有するもの。

人は誰でも社会の中で生きている。会社や家族その他、色々な社会の繋がりの中で生きてる。
“恋人”というのは、どれだけ愛していても社会から見たら2人の間には何の繋がりもない。

“カノジョ”というのは、妻でもなければ母でもなく兄弟でもない。
切ろうと思えばいつでも切れる、なにものでもない存在。
例えば交通事故や病気など、互いに何かあっても、社会的になにものでもない“恋人”には本人が連絡出来る状態でなければ、何の連絡も入らないってこと。

そこに相手への愛や感謝、責任を表そうとしたのが、結婚じゃないかって思う。

【一生を共にする覚悟】
恋愛に対する感情と結婚に対する感情の違いは、目の前の恋人との一生を覚悟できるかどうかにある。
どれほど愛してると思っても、どれだけイケメンでも美人でも、その人の一生を背負う覚悟があるかどうか。
その人との一生を想像して、「この人となら何があっても大丈夫だな」って思えるかどうかなんだと思う。

【心の自由と2人という生き方】
結婚すると自由が無くなるって考える人も多いと思うけど、私は逆だと思ってる。
「自由にお金を使えなくなる」とか「いつでも好きに自分のしたいことが出来なくなる」とか、確かに物理的には自由は無くなるかもしれない。

だけど、“自由”ってお金や時間の中だけにあるものなのかな？

2人の人生を選ぶってことは、心の自由を得るってことだと思う。
“自分が自分らしくいる居場所”を見つけるってこと。自分が感じたことや思ったこと、弱い自分や嫌いな自分、そんな自分を素直に語っていい場所を得られるんじゃないかって思う。
自分らしく生きられる場所を得ることで、1人で生きるよりもっと輝けるんじゃないかな。

どんな失敗も痛みも、受け入れてくれる所があるから、何があっても味方でいてくれる人がいるから、もう一歩何かに向かって踏み出せる。
結婚って、互いにとってそんな存在になるために、新しい2人という生き方を作っていくって事だと思う。

どんなに美味しい高級フランス料理レストランより、具合が悪いときに料理の出来ない彼が作ってくれる“思いやり”っていうおかゆのほうが美味しいって思ったら、そこには“心の自由”があるんじゃないかな。