愛される価値 -愛されるテクニック。本当に欲しい“愛”は手に入る?-


ちょっと想像してみてください。

2人の男性が一生懸命、本を読んでいます。
(あなたが男性なら女性って考えてくださいね)

1人は『彼女に最高に愛される方法』って言うタイトルの本。
「あ~、こうすればもっと俺のこと好きになるのか!」
「よし、この3つからやってみるか。」

もう1人は『彼女を最高に幸せにする方法』って言うタイトルの本。
「これで俺の彼女、他のどの女より幸せにしてやりたいなぁ。。」

あなたならどちらの人と付き合いたいですか?
真剣に付き合っていきたいって思うのはどちらの男性ですか?
私のことこんなに大事に思ってくれてるんだって感じるのはどちらの男性ですか?

“これをすれば愛される”っていうテクニックって
裏を返せば“何かしてあげなければ自分には愛される価値がない”ってことだと思う。
例えその方法で愛されたとしても、あれだけやってあげたのに、これしか返してくれないの?って不満になっちゃう。

鑑定書つきのダイヤのネックレス。有名な高級レストラン。マニュアル通りのエスコート。誕生日前後の休日に、丸1日かけた絵に描いたようなデートコース。「キレーな君にはこのダイヤが良く似合う」なんて言われたら、たとえマニュアル通りって思っても嬉しいものだけど。

300円くらいの「身代わり人形」のプレゼント。降りかかるはずだった病気や怪我を自分の代わりに引き受けてぼろぼろになっていくっていうジンクスのあるキーホルダー。誕生日の12時をまわった時間に、起こさないようにって郵便に入れていってくれた彼。
体の弱い私にお金のない彼が精一杯考えてくれた贈り物。

“愛されること”に何の方法もテクニックもいらないと思う。
本当はとてもシンプルなこと。
どうすれば相手をいっぱい愛せるか。
本で覚えた方法を使わなくても、今相手はどんな気分か、自分が相手に何が出来るか、自分なりに相手のことだけを一生懸命考えた自分だけの“愛するための方法”
愛される方法があるとしたら、それは見返りを求めずに愛することだと思う。

どうすれば愛されるかを考える前に、どうすれば愛せるかを考えたい。

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