長い関係を築く愛 -分かり合ってるという誤解 1-


「彼と私は生き方とか考え方が良く似ているの」
「私たち、お互いのことならなんでも知ってるわ」

近すぎる関係は自分の目を狂わせてしまう。
それは、自分が必要なことを相手がしてくれるのが
当たり前になってしまうから。

結婚って互いの“そばにいてもらいたい”という願いを2人の間で確認して
そのための努力をお互いしていこうって未来の自分たち
そして周りの大切な人達に約束するものだと思う。

必要とするってことは、そばにいて欲しいって願いが
そばにいるのが当たり前、に変わってしまうってこと。

これが会話がうまくいかない、すれ違いっていう状態にしてしまうんじゃないかなって思う。
まずは自分の話し方が“変わって”しまってないか考えてみるといいかもしれない。

関係がうまくいってた頃ってみんな自分の伝えたい思いをどう伝えるか、相手がどう感じるかってことに気をつけていたと思う。言わなければ思いが伝わらないことも知っていたと思う。

本当はみんな、うまくいかなくなった関係を元に戻す方法を知っているはず。
話しにくいこと、もめそうなことを言わなければいけないとき、
相手にどう伝えたら傷つけないかな、ケンカにならないかなって一生懸命考えていたと思う。

関係が長くなると、お互いが近い・似ているって錯覚が生まれて
たとえひどい言い方をしても、何を言いたいのかわかってくれる
気づいてくれるっていう甘えが生まれる。

「私ってホント頭悪いなぁ。」
「私って不器用で料理とか大雑把になっちゃうんだよね。料理下手なんだよね。」
例えば自分のことを自分でけなしたりバカにしたりって結構簡単に出来ちゃうもの。

「なんでわかんないの、お前、ホント頭悪イなぁ。」
「お前のメシ食ってると、マジ不器用ってわかるよな。ぶっちゃけあんま美味くないし。」
人に言われると、なんか傷つく。特にそれが大好きな人だったりすると。。。

自分で解っていても欠点とか気にしてることを
相手からズバッと言われると傷つくもの。

互いが互いの何に惹かれたか、もう一度思い返してみて。
自分が好きだと思う相手でいて欲しいと思うなら、自分が相手の望む人でい続けること。
何か言う前に、ほんの少し立ち止まって相手の気持ちを考えてみることが大事。

続きます

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