『仮面』の役割 -自分の価値を見つけよう-


ペルソナとは仮面を意味する。
その語源は、元はラテン語のpersona(人格)、
英語ではperson(人、人格)、 personality(個性、人柄、魅力)
に由来する。


なんだか意味深だな、って思いませんか?


人はみんな表向きの顔『仮面(ペルソナ)』を持っている。
『会社用』の仮面、『彼氏・彼女用』の仮面、『家族用』の仮面etc.
例えば、コンパで彼氏が欲しいなんてときに、“かわいくて素直で気の利く女の子”を演じる仮面をつける。一生懸命その仮面をアピールして、努力が実って彼が出来たとする。
うまく好かれて大成功!。。のはずなのに素直に喜べない自分がいる、なんてことないかな?

「これからもずっとこれを演じなければいけないの。。?」っていうプレッシャー。
「本当の自分を見たらきっと彼は逃げていくわ。。」っていう絶望。
いつも背伸びしてムリした自分でいるのは疲れてしまう。せっかくのデートも気を引き締めて「ボロがでないかしら」なんて考えてたら楽しめない。
じゃあ、仮面をはずせばいい、背伸びをやめればいい、と思うけど、それが意外と難しい。

【仮面の役割】
仮面はどうやって生まれて、何の役割があるんだろう?

仮面が生まれたきっかけは、心に痛みを感じた経験がまた同じように傷つくことから守るため。

例えば誰かに「お前、暗いよな」って言われてショックで傷ついちゃったなんて経験があると、「明るい自分」の仮面を作って明るく振舞おうとする。
でもその心には「自分は暗いから明るくしていなければ嫌われる」、という恐れやプレッシャーがある。
これが仮面をなかなかはずせない理由になってる。

仮面を取りたいと思うなら、その心の痛みを癒して今よりもっと自分を好きになることが大切かなって思う。

【仮面とは?】
人の長所っていわれる言葉はそれこそ五万とある。
その全部を盛り込んだ“仮面”を作るのは、ちょっとムリかなって。

その中で仮面を作るにあたって、その要素・材料を選んだのは自分だってことに注目して欲しい。

仮面というのは元々自分が持っている長所を基に作られてる
本当に元々明るさがない人なら、明るさっていう材料をどう仮面にすればいいのかわかんない。じゃあ、代わりに近い要素、朗らかとか元気さとかを選んでたりするもの。
より強く、背伸びしようとするから疲れちゃうし自分じゃないって思うかもしれないけれど、長所としては実はとても素敵な自分の魅力じゃないかな。

10の優しさを持っているあなたが、20の優しさを演じようとするから疲れるだけ。仮面をはずしても、きっとあなたには10の優しさがちゃんとある。

持ってる仮面の要素をずらっと並べてみてみると、それが自分のどの部分を強調して作られたのかが見えてくる。

それは実は、間違いなく自分が自分に認めた価値なのかなと思う。

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