浮気は繰り返さないもの2 -理解と許し-


前回の続き

浮気をした側の心と相手への理解
浮気をした人は、強い罪悪感にとらわれている。
パートナーに嫌われるんじゃないか、怒られるんじゃないか、責められるんじゃないかって恐れを抱いてる。
罪悪感は自分の心を攻撃し、強い痛みを伴うから無意識のうちに逃げたり、自分を守ろうとしたりする。
色々な反応があげられると思うけど、よくあるかなって思う反応は2つある。

 ・「相手が悪い」、「浮気なんて皆してる」というように自分を正当化して“攻撃”の矛先を相手や別のところに向けることで自己防衛しようとする。
 ・浮気を繰り返すことで罪悪感を更に強めて、痛みを麻痺させようとする


問題の解決には、その原因を見つけて理解する必要がある。
だけどこの場合、どちらも心の奥の本当の気持ち、パートナーに愛されていない寂しさやいい加減に扱われて大切にされていない痛み、解ってもらえない不安に気づいていない。

でも、本当はとても居心地が悪いんじゃないかな。
直視できないほど辛かった気持ちから逃げて外に助けを求めて浮気して、罪悪感に駆られて苦しんでるんじゃないかな。

浮気をするほどに追い詰められていた相手の痛みが理解できれば、その“罪悪感”を許せると思う。

自分を許す
どれだけ浮気をして自分を傷つけた相手を許そうとしても、腹が立つものは腹が立つし、許せないものは許せない。怒りで「あなたが悪い!」って言いたくなることもある。

怒っているとき、イライラしているとき、誰かに話すと気が楽になるって経験は誰にでもあると思う。

怒りは感情の蓋。(恋愛“アンガー・マネージメント”怒りは心のSOS
その下には辛くて直視できない痛みが隠れてる。
愛されない自分、価値を見出せない自分、自信を失くした痛み、そんな悲しくて辛い痛みが隠れてる。自分の痛みに目を向けて、怒りの下の傷ついてる自分を見つめて1つ1つ受け止めて解ってあげよう。
そうすると少しずつ、怒りや痛みの感情から解放されていく。

急がないで。焦らないで。
大きな痛みを乗り越えられたら、その先にはきっと大きく成長した自分がいると思うから。

繰り返しの法則
物事は信じるほうへと動くもの

「2度あることは3度ある」、「3度目の正直」なんていう正反対に見えることわざがあるけれど、これはどちらも正しいと思う。
どちらを信じるかによってどちらの結果にもなりうるってことじゃないかな。

例えば「彼はまた浮気するに決まってるわ」って思ってたら、態度や口調から相手はそれとなく信用されていない自分を感じ取ってしまうもの。
たとえもう2度と相手を悲しませることはしないって思っていても、許されない自分、理解されてない自分、信じてもらえない自分を見つけて自信が無くなっちゃう。
そうすると認めてくれる人、信じてくれる人を探して浮気を繰り返すってことになる。
そうなるとまた、同じような悪循環が起こっちゃう。

一度浮気をされれば、信用するのは難しい。
だけど、相手もまた繰り返してしまわないかって不安をもっている。
繰り返しの悪循環を起こさないために、もう一度信じようとする気持ちを持って接していきたい。

愛とは許しあうこと。
良いところも悪いところも相手の全てを受け入れること。


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