恋愛・結婚関係4 言葉は通じないもの -言葉とそのイメージ- 


恋愛に限らず、人間関係を深めるために一番大事なことはたくさん会話をすること。
その中でも最も近くて深いのが恋愛関係。
他の誰よりも一番解りあいたいのが恋人だったりする。

だけど例え一緒に住んでいても、人は立ち止まってはいない。
皆それぞれ社会の中に生きていて、毎日色々考えて変わっていくもの、成長していくもの。
そんな互いの変化を楽しんで、知る努力をしていかないと
気がついたらすれ違ってた、なんてことになりかねない。

会話、これがお互いを好きでい続ける、もっと絆を深めるキーになる。


言葉の持つ意味の違い
同じ日本人で日本語同士、簡単に伝わると思ったら意外と誤解は多いもの。
例えば“赤”って言葉でどんな色を思い浮かべる?
朱色のような赤?ワインレッドのようなシックな赤?ピンクに近い薄い赤?

厳密に自分の想像した赤の色を伝えるなら、グラフでも作って縦軸と横軸のD-6の赤
とかって言わないと正確には伝わらなかったりする。

赤の持つイメージはまた人によって違ってくる。
情熱的って感じる人もいればファンキーだって思う人もいる。
どんな赤を思い浮かべたかでまた印象は違う。

人はあるひとつの言葉に対して、自分のイメージを付け加えて認識している。
それはその人が生きてきた様々なバックグラウンドや経験と深く関わっている。
 Aさん:赤危険
 Bさん:赤
(ビジュアル系バンドのイメージ?)
赤から血をイメージしてそこからさらに+と-のイメージへと繋がる。
 Cさん:赤バラ情熱(部屋に赤を使うと人はえっちな気分になるらしい?w)
 Dさん:赤バラ(キレーなものには毒があるんですねw)
他にも、
 Eさん:赤フェラーリ(車好きな人だなぁw)
 Fさん:赤暖炉(寒いとこ出身?w)
 Gさん:赤火事(災害のイメージなのかな?) 

よし、“情熱の赤”で恋人をその気にさせちゃおう!何て思ったら
その相手の中には暖炉のあったかいイメージがあって、気持ちよく速攻眠っちゃったりして?w 
次の恋人は危険のイメージもってて、がちがちにキンチョーしちゃって終始逃げ腰だったり?w
そういうつもりで“赤”を取り入れた部屋にしたんじゃないんだけどってなっちゃいますね。

赤っていう具体的で簡単な言葉ひとつでもこれだけ色んな意味で受け取れるんだから
もっと抽象的なこと、自分の思いや考えを伝えようとしたら何通りもの言い方と受け取り方があってそれこそ誤解があちこちに転がってる。

言葉が簡単に伝わると思うから
解ってくれないことにイライラしちゃって
自分の言葉が足りないことに気づかない。

相手の言葉を自分の視点で理解しようとするから
誤解の罠に嵌っちゃう。

伝える努力。受け取る努力。
一緒に歩いていく関係を大切に育て続けたい。

もうちょっと掘り下げていこうと思います。
続きはまた今度~

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